2017年2月7日火曜日

Curseは現時点最強のVCソフトである

Curseを2ヶ月程使い続けてきましたが、他の高品質VCの上位互換と思われるので紹介します。
(比較したソフトは2.補足1に記載)

1.Voice Chatに求めること

①無料の常設鯖である:Curse/Discord > TS3

無料
たとえ少額でもリアルマネーが絡むとトラブルの元になるし、心理的抵抗を受ける。
TS3やMumbleなどのサーバー型のVCソフトの場合、流石に電気代等の費用まで請求されることはめったにないと思うが、技術、費用的な観点から立てれる人間が限られてくる(つまりその人間がいなくなると終わる)。外部のフリーサーバーを借りることも可能だが継続性(いつ閉まるかわからない)や使い勝手(好きなときに使えない、管理人権限)において劣る。
一方CurseやDiscordは誰でも無料ですぐにサーバーを作ることが可能。

常設
「暇なときに行ける」状況を作り出すために常設であることが必要。顔を付き合わさないネットゲームだからこそ声や言葉によるコミュニケーションは重要で、必要最小限のコミュニケーションしか取れない(取らない)チームや人は、人間関係が長続きしない場合が多い気がする。
サーバー型のVCの場合、上述した通り鯖管の都合で開設時間が決まってしまうので、24h365日稼働は難しい場合がある。
CurseやDiscordは鯖管不要なので常設である。

②低pingである:Curse/TS3 > Discord

情報伝達に遅延が出るようなソフトは、VC本来のメリットを損なっている(昔のskype)。
理論的には低ping(遅延が少ない状態)であればあるほどよいが、ping20とping21を比べても差は感じられないため、許容できる範囲であれば極限まで追い求める必要はない。

ただゲームの性質によってどこまでの遅延が許容できるのかは異なるので、許容範囲は一概には決めれない。個人的経験から言えばping50以下であればまったく問題はないと思うし、100程度でも実害はあまり感じられず使えるレベルと判断している。

最近はソフトの改良も進み、日本にサーバーがあるVCソフトを使っていればほとんどpingが問題になることはない。しかしDiscordだけは現状日本サーバーがなく、香港(ping70)かシンガポール(ping90)かアメリカ(ping120)のサーバーを使うことになるため少し問題になってくる(使っている限りでは遅延は感じられない)。
一方Curseは東京にサーバーを置いていてping20程度で会話できるので、数字上は有利である。サーバーも安定していて、pingが不安定になったのは1日だけである(そのときはTS3に逃げた)。

③個別に音量調節が可能:Curse/Discord/TS3 > Skype

人(マイク)によって音が大きすぎる、あるいは小さすぎる場合があるので、大きすぎる人の音量を下げ、かつ小さすぎる人の音量を上げるといった、個別の音量調節機能は必要。
まともなVCなら付いているがSkypeはここで死亡する。

④閾値調整が可能:Curse/Discord/TS3 > Skype

人(マイク)によっては常時ノイズが入ったり、キーボードのタイプ音が聞こえてくるので、情報を伝えたい時だけ音が入るように調整する機能が必要である。
ただし話しているときにノイズが入ったりキーボードの音が聞こえるのは閾値調整ではどうにもならない。マイクをゼンハイザーに変えるか、キーボードをRealFoce(静電容量無接点方式)にしてほしい。100円マイクとメカニカルキーボードに死を。
まともなVCなら付いているがSkypeはここでも死亡する。

⑤チャットログが残る:Curse/Discord/Skype > TS3

自分がログインしていない間に何が話されたのか知ることは、もはや必須の領域に入りつつある。
結局のところ、ゲームとしてもコミュニティとしても特定の個が巨人だった時代は去り、あるいは去りつつあり、これからはメンバー個々が得意分野をいかして持ち寄った情報やアイデアを共有し集団として高度に機能したチームがますます試合に勝っていくようになる。
そんな時代に、メンバーは直接現場にいなければ知ることも(そして当然干渉することも)できない、というのではお話にならない。

TS3やMumbleといった従来型のソフトが最も苦手にしている部分がこれである。VCソフトの品質としては申し分ないのだが、掲示板としての機能を削げ落としてその場その時の情報共有に特化したことが仇となった。CurseやDiscordが世に出る前はIRCという昭和なチャットソフトをVCソフトと併用してやりくりしていたが、もはや平成すら過ぎようとしている世である。IRCの歴史的意義は尊重したいが、そろそろより良いものへ移行すべきであろう。

CurseやDiscordではログインしていなくても、その間の情報はキチンと保存されている。活動時間外における重要な会話(情報)をチャットに残すようにルール付けておけば、メンバーの誰かが取り残されるということはなくなる。もちろんともに複数チャンネルとメンションに対応している。
*実はSkypeはログが保存されたので、TS3やMumbleの時代にVC兼IRCとして使うことが可能であった。

⑥携帯対応:Curse/Discord > TS3

いつの世にも活動時間になっても音沙汰の無い困ったメンバーはいるが、実際に連絡しようにも外出していて連絡が難しい場合がある。最近はSteamもmobile対応しているため携帯からログインしてメンバーの誰かにメッセージを飛ばしても良いが、相手がオンラインではなかったり、送った相手がメッセージに気づかない場合もある(そして全員に送るのは面倒)。Lineを入れるという手段もあるが、これではTS3+IRC時代と同じである。
その点VCソフトがmobile対応していると、出先からでも受け手の状況に関係なく簡単にメッセージを残せるので間違いが起こらない。
CurseやDiscordは携帯用のアプリケーションが無料で用意されているが、TS3は有料であるため①に反する。

以上①~⑥を総合すると、Curseは他の主要なVCを抑え現時点最強のVCソフトであると言える。
今後は、1日だけpingが不安定になった日があるので継続してWatchするのと、最大のライバルであるDiscordの日本鯖導入を待って再度比較を行いたい。

2.補足1 比較したソフト
TS2
TS3
Skype
Curse
Ventrilo
Mumble
Discord

3.補足2 比較していない主要なソフト
raidcall
whatsapp
kakao talk
Google ハングアウト

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